現在お使いの招待状や郵送物にQRコードを追加します。これによりスマートフォンで、故人専用のウェブサイトから、行事の日時や場所を確認するとがでるようになります。また、遠方やご高齢で行事に参加できない方に、いつ、どこでも故人の「思い出:ご遺族からのメッセージ・思い出の写真・ビデオ」などを共有できるようになります。
(国外では故人の思い出の共有をEulogy:賛辞と言います)
スマートフォンで簡単に行き方をご案内できます。追悼サイトに保存した地図情報から、参加者はカーナビやスマホ内蔵のGPS /地図を使用して場所を確認できます。
葬儀やお墓の歴史を振り返ると、現代のような葬儀や碑石を使うお墓が建てられ始めたのは、江戸中期の頃からだと言われています。といっても、その頃からすべての庶民がお墓を建てられたわけではありません。
現在もなお死者を弔う形は変わり続けており、近年では、人それぞれの事情や価値観が重視され、それに沿った様々な葬儀や埋葬の形が存在します。
今回取り上げた、QRコードの利用も例外ではなく、故人や親族の願いから、ごく最近に生まれた全く新しいスタイルの葬儀や埋葬に伴うテクノロジーの活用です。これからも未来永劫に故人を思う本質は変化しませんが、形式は変遷してゆくと考えられます。